「がむしゃら1500キロ」

第一冊目をどうするか 非常に悩んだが、夏になると読みたくなる本!! とゆーことで
吾輩がオフロードバイクに乗り始めた頃、友人にススメられ読んだ青春の一冊に決めた。


浮谷東次郎著「がむしゃら1500キロ」
新潮社文庫 昭和56年1月25日発行


1957年夏、東次郎15才の時、千葉から大阪、神戸、和歌山、、、千葉の1500キロを愛車クライドラー50ccで走った一人旅の旅行記。
今から60年以上前、当時は東海道とはいえ、未舗装路も多くバイクも壊れやすく、15才(中学3年生夏休み)一人旅は大冒険だったはず。てゆーか、今じゃ15才でモーターバイクには乗れないので、自転車一人旅になってしまうが、、、、(そもそも15才一人旅、家出と間違われ強制終了? 現代では難しいか?、、、、たった60年前のことなのに)
東次郎は15才とは思えない自立心と洞察力があり、また「がむしゃら」とあるように若者のがむしゃらな気持ちが伝わる感性豊かな旅行記である。
23才で鈴鹿サーキットに散った伝説のレーサー浮谷東次郎の15才の夏を感じてほしい。